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あの日


津波によって佐藤さんの家は根こそぎ無くなった。




目の前が海の家だった。



魚は買ったことがない。



釣り竿を垂らせば何か取れた。



そんな豊かな海が街を奪った。




両親とは一週間連絡が取れなかったが



避難所にいることが判明した。




毎週末



物資を車に積んで、避難所に向かった。


高速道路が使えないので



下の道を走る。




家が無くなったんだから東京に来たらいいよ



と言っても両親は土地を離れたくないという。





そんなことを数ヶ月続けていたある日



同僚が佐藤さんに言った。



「佐藤さん、息抜きも必要だよ。



僕の知り合いがいる劇団が


芝居をするから見にいくんだけど


一緒に行こうよ。」




考えたらそうだ。



佐藤さんはあの日いらい


実家のことはがり考えていた。




佐藤さんはひとり者。



高校時代は地元で


大学には推薦でラグビーをやっていた猛者


恋愛は数多くしてきたが


42までなぜたか縁がなかった。



部屋では一匹のうさぎがいる。




芝居なんて興味ないなあ



でも佐藤さんは同僚についていった。





芝居はあたまには入ってこなかった。




帰ろうとした佐藤さんに同僚が



「打ち上げに呼ばれたからいこうよ。」




先ほど舞台にいた役者さんたちや


スタッフたちが打ち上げしている店内で

佐藤さんはポツンといた。




そこに舞台で見た美しい女優さんが来て挨拶をしてくれた。




佐藤さんは初対面の彼女に震災の話をした。



目の前の女性は両方の目から涙がボロボロ溢れていた。






後日彼女は佐藤さんに打ち明けた。




「はじめて逢ったあのときに



わたしはこの人といっしょになるんだって



わかったんだ。」






佐藤さんはその時には



自分より17も年下の美人女優が後に伴侶になるなんて



思うことも無く



すごくいい女性だなあ



と思っていた。






しかしこの出逢いによって



佐藤さんと彼女は



ツインソウルという運命の流れに



引っ張られていく。








続きは次回











しかし


うらやましい!







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